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1/25/2011

「書くことの効果」実証される

    学習し、記憶するには、それを題材にして文章を書くことが一番良い効果があるようです。

時々日本版のwired.comを読みますが、よくいい記事が出てきます。ほとんどが英語で書かれた記事の和訳なんですが、これがいいんです。なぜなら、勉強になりますから。面白くて役に立つ情報が得られると同時に、どうやて翻訳されたかを見比べることもできます。

今日は記事の翻訳について話すつもりはないので安心してください。でも紹介したい記事がありましたのでここで紹介させていただきます。

「書くことの効果」実証される、が記事の題名です。ある研究報告について書かれているのですが、その研究でわかったことをちょっと紹介します。 何かを勉強した後に、その勉強したことについて、思い出しながら10分間自由に書くことが、記憶するには効果的だそうです。何度も読み返して暗記しようとする勉強方法より効果的でした。

社会や歴史などの勉強についてかなり効果があるそうです。それと同時に日本語の作文の力も付きそうですね。それでは英語の勉強はどうでしょう。英語の勉強は特に暗記が大事だと思いますが、単語の勉強や文法の勉強でも、自由に作文を書くことができるのではないでしょうか。単語だったら、その単語を使って自分だけの文(センテンス)を書いてみるのはどうですか。文法だって同じです。新しく習った文法を使って自分だけの文を書いてみるのが、私もやった日本語(を勉強していた頃)の勉強方法です。書くことはもちろんですが、言語の場合は基本は話すことですから、勉強した言葉や文法を口にして使ってみる練習も、ただ繰り返して書くことよりもずっと効果があると思います。

この記事を読み返すと一つの言葉が気になります。それは「検索練習(retrieval practice)」です。勉強した内容を思い出そうという行為が大事だということです。思い出そうという行為が大事です!思い出しながら文章を書くことはその一つの方法ですが、思い出しながら、口にすることも一つの方法です。単語帳や教科書を見ないで最近勉強したテキストや単語を思い出そうとするだけで、記憶が強化されます。さらに、その新しい単語や文法を自分のモノにするために、教科書にない文を作ってみることも効果があるはずです。

言語は穴埋めの問題で取得できるものではないと思います。言語は生きています。言語は創造的なものです。造ってみてください。使わない言葉はただの文字だから。

「書くことの効果」実証される
http://wiredvision.jp/news/201101/2011012520.html

To Learn Best, Write an Essay
http://www.wired.com/wiredscience/2011/01/learning-methods/